流星ワゴン
YouTubeをやめて、4日目。
時間が生まれ、体調も心なしか良い。
本を読むことにした。
古本屋で、何にするか悩んでいた。
どの本にするか困った時、ふと重松清のタグが目に入ってきた。10年位前、友人に進められて読んでいた。感動する話が多くて、何を読んだんだかも今ではうろ覚えだけど、この人の本にしようと決めた。
「流星ワゴン」
実家の自分の部屋の本棚に、読みかけで眠っていたことを思い出す。
本の裏のあらすじを読むと、世代も、状況も、今の自分に近いものを感じて、これだ、と迷わず購入した。
今、半分くらい読んだところで記事を書いている。
この本を読み進める中で、自分も後悔を重ねてしまった。
自分のことばかり考え、行動してしまう俺が浮かび上がった。
妻に我慢ばかりさせ、いつも自分を中心に喜んだり、苦しんだり、俺はいつも自分ばかり。
浮気をし、夫のことを愛さなくなった本の中の美代子(主人公の妻)を、他人事に思えなくなった。
俺は、妻を幸せにできているのだろうか。
きっと、出来ていないのだろうな…
物語では、過去に戻って後悔した場面を変えようとしたり、変えられなかったりする中でストーリーが進んでいく。
まだ途中なので、どういう結末を迎えるのかは知らない。
俺も、まだ間に合うのだろうか。
心から笑えて、安心できる、そういう夫に、人生のパートナーになれるのだろうか。
仕事のことで悩み、休職をして、自分のことばかりになっていた自分に気付いた。
妻は、ずっとそれを言っていた。
過去は変えられないけれど、今から先のことは、自分次第で変えられる。
まずは、今日一日を大切にしよう。
その積み重ねでしか、未来は変えられないから。
この後のリワークと、リワーク後の1時間半の授業準備、コツコツとやっていこう。
約束を守ることが、きっと今、家族の笑顔に近づく一歩になるから。